因縁は二つの因があります。
①自己魂の因縁
自分一個人が今世した行いの実を
今世受け取って果たしていく姿を言います。
②家系の因縁
今世に、自分がした行いの償いを
今世で果たし終えることが出来ない場合、
子がそれを引き継ぐようになっています。
子は、親から因縁を引き継いだものを
今度は、子孫に因縁を持ち越してしまい
子孫が苦しんでいきます。
このように代々積んできている相を
家系の因縁と言います。
これは丁度、
川の流れのようなもので
川上が濁れば
川下が濁るのと同じ理屈になります。
因縁にはいくつかあります。
業病
家系の因縁の中でも病気の相を
持って現れてくるものを言います。
業病は、医者でも薬でも解決できず
本人も苦しみますし
お世話する人も苦しみが続きます。
養子因縁
夫婦養子で他人の子を養子として
迎えること
女の子は生まれても
男の子を養子として迎えること
男の子は生まれても
長男が若死をして
次男、三男が跡を継ぐこと。
長男が相続していたけれども、
子を残して若死をして、残された妻子が
苦労する悪因縁などがあります。
これらは
長男の立たない家系の因縁です。
家系の因縁というのは
個人の因縁だけではなく
世話をする方も同じです。
病んで果たすか、世話して果たすか
ただ果たす形が、違うだけなんですね。
自分はそうでないから…
といえないのが、繋がりのある
家系の因縁です。
今日まで、先祖代々から
様々な因縁が継がれていますが
一家全滅は大変な凶事です。
火難、水難、風水害の難、
その他自殺、他殺の難、
交通事故による頓死などが
その家に前兆として現れてきます。
それは『祟り』ではなく
その原因を作ってしまった因(種)があり
まいた種の結果となってしまったもの。
『因果の道理』であり、
原因結果の法則です。
そうした事実を
知らずに生きることは
爆弾を抱えて生きるのと同じです。
家系を辿り、調べてみれば
分かることが沢山あります。
また、親兄弟、親族の方々に
日頃から関心をもって
ご先祖様のことや親戚関係のことを
聞くといいです。
人生を幸せに生きるにおいて
何よりも優先して、家系の因を
整理する必要があります。
芋ずるのように繋がっている
深い深い家系の因縁を解く
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