自分を優先にすることが、
自分を大切にすることだと
思っている人も、多いかも知れない…
そんなことを、ふと思います。
物が豊かになり、便利になり、視野も、
世界も広がる時代の、急激な変化の中で、
”恩”に対する意識が、だんだんと
薄れてきたように思います。
恩という字は、原因の下に心と書き、
原因を心に留めるという意味を持ちます。
「してもらった事を忘れない、お蔭様の心」
仏教には”四恩”があります。
人がこの世で受ける、4種の恩のことです。
経により、内容は異なりますが
”恩”に対する、尊さは同じです。
人の人たる道は「恩を知り、恩に報いること」
恩は自覚するものです。
自分の生命を知り、家族の力添えを知り、
社会の繫がりにも、背後に”恩”があります。
大事な命は、誰から頂いたものか。
自分を教え育てた先生、
周りの人の支えがあっての自分の存在。
今は恵まれすぎて、何もかも当り前となり
有り難みが薄れています。
与えるよりも、受けることを考え
義務よりも、権利を主張する風潮は
身勝手なことでもあります。
今があることは、誰のお陰であるか
命というものを、
深く見つめることは重要です。
永代先祖供養は、
その生命のルーツを知り整理し、
「恩を知り、恩に報いる」
人としての原点、根本に
立ち返るものであり、
御先祖様の功労、徳積みがあって
今、生かされていることを知り、
感謝して生きる事です。
功労により、今があると、
心の底から分かるようになれば、
恩返しをしようとする心は、
自然に溢れるものです。
御先祖様の功労は ”自分のためだけ”に、
あるのではなく、預かっている功労を、
更に恩返し、恩送りしてこそ、
幸せと豊かさが循環されるのです
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